特別版『すきなものから ひろがって つながって』1号


身近でも、日本でも、世界でも、地球でも、いろんなことが起きていて、感じて思って考えていきたいことはたくさんあります。その一つひとつについて「考えなきゃ!」など「~しなければならない」と思うのではなくて。毎日のなかで、もっと自然に、自分の行動の先にあることとして、感じ思い考えながら、生きていけたらいいなあと思っています。

そのひとつの入口として、自分が“すきなもの”はどうだろうと思いました。“すきなもの”から、世界に思いを馳せられないだろうか、と。すきだからこそ、見えてくる、気になってくることもあるので。

そこで、今回は私が“すきなもの”をひろげて、つなげてみました。




こんなふうにやってみました!

①すきなものを1つ、ピックアップ
②すきなものから、連想することを書き出す
③書き出したものを眺める
④眺めて感じたことをまとめる

さらに・・・
友だちと、プチ発表会&意見交換会をするといいかも♪
いろんな人の「すきなもの、そこからつながる世界」を集めて、世界を見つめてみたい!




わたしのすきなもの
お手紙
(画像をクリックすると拡大できます)



郵便受けで、お手紙を見つけた時の、
ハッピーな気持ち。
毎日のなかの、贈り物

他の誰でもない、
自分だけに向けられた、メッセージ

東北支援の一つに、
文通でつながるというものがある。
“被災地の人”ではなく、
“●●さん”のことを思う

刑務所にいる受刑者と
文通するボランティアもある



気にしてもらえているという、喜び

話を聞いてほしい!
自分を知ってほしい!
孤独感を抱えている人は多い。
わたしのなかでも、
ひょっこり、孤独が顔を出す

お手紙には、自分のことを結構書く。
その人に知ってほしい、自分のこと

自分のなかでもんもんと抱えているよりは、
お手紙に書き綴ることで、
「そっか、そうだなあ」と思えることが。
その人に送るからこそ、書き綴れることがある

自分を誰かに知ってもらっている、安心感



送る相手のことを思い浮かべながら、
その人に向けて書き綴る

毎日のなかで、
誰かのことをじっくり思う、
いとおしい時間

最近、連絡を取っていない、あの人にも、
「元気にしているかな?」と。
メールだと、すぐに届くけれど、
お手紙には、ほどよい距離感、時間がある



お手紙を読んで傷ついた

自分も気づかぬうちに、
そんなメッセージを送っているのかも・・・
対面ではないからこその、恐ろしさ

お手紙を読むタイミングによって、
受け取り方が異なることもある

毎日のなかでも、
自分の気づかないところで、
自分がよかれと思ってしたことで、
誰かを傷つけていることはある



お手紙は、わたしから、
郵便局員さん、配達員さんなど
いろんな人の手を伝って、その人に届く

お手紙を送る・・・
それだけでも、いろんな人に支えられていて。
いろんな人と支え合って、生きているということ

フリーペーパーなど、紙ものがすきな理由。
丁寧に、手づくりされた、
あたたかみを感じるものが多いから。
誰かの手でつくられたものを、
自分の手に持って読むという感じ。
人と人が、あたたかさを持って、つながっていく



郵便受けに溜まった
チラシやDMなどを見て、
ごみになってしまうのだなあと・・・

カフェなどで、
フライヤーなどを集めるのがすき。
同じ、紙つながりで、エコ。
封筒にして再利用!

お手紙の冒頭には、季語を。
書き綴りながら、季節を感じる。
自分の言葉で、
季節を、自然を見つめ直す機会に




私はしゃべるより書いて伝えることがすきです。人前ではあがってしまい、パッと言葉を吐き出すようにしゃべってしまうので、言葉と思いの不一致感が強くなります。書く時は、伝えたいメッセージを自分のなかで反芻して吟味しながら、言葉にしていくので、より思いに近づきます。だから、子どもの頃から、お手紙をよく書く子だったのかもしれません。

最近、自分の怒りに任せたメッセージを、世の中の正論のように伝えてくる人と出会い、心が傷つきました。その人が伝えようとしていることはわかるのですが、それを伝える相手のこと、つまり私のことを考えてくれていないので、心が傷つくメッセージとして届きました。そういうことって、その人だけじゃない。私も誰かにしてしまっているなあと思い当たる節があり、反省しました。改めて、相手を思うコミュニケーションは大事だと思ったんです。当たり前のことかもしれません。でも、それが難しい。

社会ではいろんなことが起きていて、それに対して「なんでやねん!」と思うことがあります。はじめは「なんでやねん!」でもよいと思います。それが、パワーになるから。でも、それを誰かに伝える時は「なんでやねん!」とそのままぶつけるのではなくて、それを伝える相手に応じて、その人の気持ち・立場なども理解しながら、伝えることが大切だと思いました。自分の思いをぶつけるだけでは、相手が寛容であればよいけれど、たいていは反発をうむので、交流できなくなります。

お手紙を書き綴るように、相手を思い浮かべなら・・・交流を育む、思い合うコミュニケーションをめざしたいなあと、改めて思いました。

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