気づけば、2005年から8年に渡って、
交換日記を続けている友人のふうちゃん。
1年ペースでやりとりを続けていて、
ページを振り返ると、「こんな時もあったなあ」と
懐かしく、照れる気持ちに。
そんなふうちゃんに、
「お手紙って?」と聞いてみたら・・・
「小学生の頃とかは、
ちょっとした手紙を交換していた気がするけれど。
大人になってからの手紙というと、
“最後に出すもの、もらうもの”という
イメージがあるかなあ」と。
たとえば、ケンカをした時。
今までの想いや
その時の気持ちを書き綴ったり。
書き留められていたり。
あと、「さよなら」をする時。
これまでのお礼はもちろん、
言えなかった心の内を書き綴ったり。
書き添えられていたり。
「重大なことを伝える時は、
メールより手紙で・・・という感じかなあ。
手書きで、想いを込めるから、
手間がかかる分だけの、
重みがあるような気がする」
特別感がある、ということ。
手書きだからこそ、
性格や雰囲気、丁寧さなどが、にじみ出る気がするし。
ただ文字を綴るだけではなく、
一文字一文字に。想いを込めて。
色を付けてみたり、上手でもない絵を描いてみたり。
全体でどう伝えるか。
どんな便箋に描くか。
どんな封筒に入れるか。
どんな切手を貼るか。
・・・など。
そのすべてを通して、
伝えるもの、伝わるもの。
★
「手紙って、すぐには届かないからこそ、
時が経ても、変わらない気持ちを書き綴れる気がする」
とも、ふうちゃん。
そっと忍ばせるイメージで。
どことなく、
届かなくても、読まれなくても、
そのまま行方不明になってもよいような・・・
そんな気持ちでいるそう。
「確実に、本人の手元に届くとは限らないもので、
そのあやふやさ加減に、意識はしてないけど、
その先の運命を乗せているところもあるかも」と。
そういう儚さがありますね。
★
写真は、話をしている途中に、
ふうちゃんが書いてくれた、
私の娘宛の、お手紙です。
文字は性格や雰囲気などを表わす・・・
まさに、ふうちゃんを表わす、
こんぺいとうみたいにかわいくて、
フシギちゃんな文字です。
(2013年5月9日公開)
0 件のコメント:
コメントを投稿